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2010年7月18日 (日)

生放送を逃げ出して。

これは、『女優日記』に書いてある。
アイドル列伝の時代の話だ。

2_2

本には、もちろんなっていない。
出来るわけない。

『女優日記』には、

『アイドル列伝』
『時代劇列伝』
『事務所クビ列伝』
『マネージャー列伝』

30年、役者をやっているといろいろあった。
今も女優さまのつもりなんだが、
脚本を数本書くと、噂が立つ。

「水島かおりは、女優はやめたらしい」

アホな会話だ。当然無視。
くだらんっていうより笑った。

もとい!
これは、長年、書きためてきた物である。
様々な、ジャンルがあるのだが、多忙につき、
イラストが間に合わない。

今日…たこ焼きを食べ…思い出したので唐突に
イラストは、手を抜き、PC(本当は嫌だけど)で書く。

もともと、役者を1人でやっていたが、
世の中何が起こるかわからん。
突然、アイドルになった。
この、オレが!!わおぉ〜〜♪

17歳の時、初めての、歌が出来た。
昔はレコードという。

家族で聞いた。

母「ださい…」
父「いい曲じゃないか」
母「どこが?」
兄「…いろいろあるよ」

レコーディング中も、
顔は鬼のような顔で唄った。

笑顔で唄えない苦しさを
初めて体験した。

ディレクターはとても良い人。しかし…

「もっと、楽しく唄おうよ!!」

(…ざけんなぁ…)心の声です。

気にくわない。恥ずかしい。大人の神経を疑った。


題名は、
『やったね MARIKO!』

三人のユニットを組んでいた時代。
オレらの名前は、カオリ、メグミ、ヤヨイ。

どこに、
『MARIKO!』がいるんだ〜よ!!

この、レコードのジャケットを見ても、
オレの顔は、おののきの余り笑えなかった…
引きつってる…顔が。

1130b

振り付けの先生は、超、有名な人。
でも、三人は仲が、とても悪い時、良い時…
悪い時のが多い…

オレは、レッスン、リハーサルが大嫌い。
先生が言った。
10分でクビになった。

「やりたくもない人間に
    教えたくない。帰れ!!」

その、張本人はオレで、皆に罵られたけど、
そそくさと家に帰った。

デビュー当時は、小さな事務所だった。

ある時、生放送番組が決まった。

他の二人は喜んだ…

オレは…オレは…
そして僕は途方に暮れる。

近所を歩けない…

帰り道、頭の中でリフレイン♪

「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」

大人が判らないぜ…足元の石ころを転がす…

若い分、我慢は、その反対へ突っ走って行った…。

事件は起きた。

「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」

なんて、人前で、しかも!
テレビの前で歌えねぇー!!

その、生放送の日、
マネージャーと他の二人との待ち合わせ場所で、
オレは走り出してしまった。

東京駅を必死に逃げ走る!

マネージャーが
必死に追いかけてくる!


オレ、1人だけ大阪で
ラジオ番組を持っていたので
新幹線の回数券でホームに逃げ込む!

大阪行きの新幹線に乗った。
マネージャーが追いついたのは、ドアが閉まった後。

マネージャーはドアを開けようとして、
係員に怒られている…その姿を目にしながら…
景色は変って行く… ごめんね…でも…

「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」

だけは、人前で唄えない…と思った。

Photo

大阪に行けども、行く場所はない。

たこ焼きを食って帰って来た。

Photo_2

家にもどると…

会社の怒りは言うまでもない。
親も会社の方に頭を下げっ放しだ。

オレは… う〜ん。反省したくなかった。

「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」
「やったね〜♪ やったねMARIKO〜♪♪」

言った。

「人前で、
   恥ずかしい歌は唄いたくない。
   で、マリコって誰?」

もちろん、叉、父親にぶん殴られた。
でも、

「恥ずかしい唄は唄いたくなーい!」

と、叫び続けた。

これは、ほんのプロローグだ。
別に脚色しているわけでもない。

今思えば、若さは凄いと思う。
今も、形は違うが…似たようなもんか…。

『女優日記』・アイドル列伝より

★ 本当に、周りの人達はいい人だった。

(これは、毎回、書こう。
 そうでないと、自分が余りにも人非人で。
 少しの安らぎ…と、感じて欲しい)

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