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2009年6月23日 (火)

南海の死闘! 食うか食われるか!!アホアホ一人旅♪最終回一気に行きます!

3月17日(金)

帰国日にアセアセしたくないので、午前中に
荷造り!完了!!

そして、手作りサンドイッチを食い、
本を持って、いつものロビーのソファーで読書。

ふうぅ〜……………………………

行ってみようか?
あの…小さなホテルへ…
フロントに本を預け、歩き出した。

あらら。
日本のいちごミルクかき氷みたいな花ね。

Photo_11

スーパー?
入ってみる。ぎゃははは!家人にいいわ!
短パンを購入。自分の入れて、合計3枚。

Photo_12

……こんな、遠かったかな…喉乾いた…

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ありました!
小さなホテルとは、10数年前家族で最後に来たホテル。
ホテル…じゃないな。
L字型の2階建ての共同別荘。
使わない時だけ、各持ち主が人に貸す。

ここのレストランは、小さいけど手作り料理で
とても美味しい!
オレは、ここのシーフードグラタンが大好きだった。

でも…レストランを覗くと椅子もテーブルも端に置かれ
営業している感じじゃない…
諦めて帰ろうとしたら、
あの時、お世話になった、おばさんが出てきた。
彼女に抱きつかれた。

「憶えているんですか?」
「忘れたくても忘れられないわ!あんな変な家族!
 あなたは大変だったかもしれないけど楽しかったわ!」

二人で抱き合い笑った。

「お父さんは?!」
「あの数年後、死んだんですよ」

その、おばさんは、突然大粒の涙をぽろぽろ流した。

「でも、やりたい放題していったから」

おばさんは、泣きながら…あの10数年前を思い出しながら
笑った。オレも笑い。二人で泣いて笑った。

「今、やってないんですか?」
「シーズンオフだから」
「そっか…変りませんね。」
「一人で来たの?」
「ええ、気分転換で…じゃ、叉、今度は旦那と来ますね!」

と帰りかけた時、おばさんに呼び止められた。
片手に、オヤジがいつも飲んでいたビールを持っていた。

「何も出来ないけど、これ…」

手渡された時、ビールは冷たいのに、
鼻がつんと熱くなった。

「プールサイドに椅子があるから…ゆっくりしていって」
「…ありがとうございます」

ビーチチェアに座りビールを飲んだ。
もう、いるはずのない顔が…
あちらこちらに、いろんな表情で表れる。
声まで聞こえる…思い出とは不思議だな。

忘れるもの。忘れないもの…

Photo_13

時計を見ると、陽は出ているけど夕方だ。
帰るか。おばさんに声をかけた。

「素敵なプレゼントありがとうございました!」
「来なさいよ!今度はひとりじゃなくて。いい?!」
「…はい」

涙が出そうで、うつむき頷いた。
おばさんは、オレを自分の娘のように抱きしめ、
何度も何度も頭を優しく撫でてくれた。

手を振り別れた。
…確か…砂浜を歩けば帰れるはずだ。歩き出した。

ぎょ。

『猛犬注意』の札… 犬、でけぇー…。
でも、爆睡中みたいで、そっと息を止め通り過ぎる。

はぁ〜〜たまんねーぜ。

でも、恐怖はそのあとやって来た。
なっなんで!こんな奴らがっ!!

キャン!キャン!キャン!キャン!キャン!
キャン!キャン!キャン!キャン!キャン!

二匹の小型犬がオレの両脇で吠え続けている。
いかん。いかん。かまっちゃいけない。
無視していれば、いずれ居なくなる…

んが、

そんな思いは甘かった。
キャン!キャン!キャン!キャン!
飛びかかってきた!
これが、オレが砂浜に倒れる直前の映像。
袋らしきものは、家人とオレのパンツが入っている。
Photo_14

砂浜に大の字に倒れた。
勿論、顔は砂に埋まったまま。
これぞホントの大の字だ!

クマも死んだ振りをすれば、居なくなる…嘘だ…
嘘つくんじゃネェーーーー!!

オレは砂に埋まりビクともしないのに、
この!やかましい小型犬はオレの服を噛り、
髪まで噛っている…

Taoreru_2

切れた…

オレは突然起き上がり、パンツの入った袋を
ブンブン振り回し、
小型犬の腹に蹴りを入れ
ぶっ飛ばした。

でも
キャン!キャン!キャン!キャン!
向かってくる!!
今度は、持っていたパンツの袋を放り投げ!

『明日のジョー』だ!!

力石、力貸してくれ…心の中で呟いた。

飛びかかってきた、小型犬、一匹のしっぽを鷲掴みにし、
海へ放り投げた。

Imusrra_2

もう1匹は、同じく、しっぽを鷲掴みにし、
近くの民家へ放り投げた。

Inuie

動物愛護なんとかなんか関係ない!
自分を守るのが一番だ!

でも、奴らは、
キャン!キャン!キャン!キャン!
吠えながら、頼もしく、またオレに向かってきた!

なっ、なんなんだ!こいつらーー!!

力石———!!
お前は冷たい奴だぁああーー!!

自分でも意味分からず発狂した。爆発だー!!!

「おめぇら人間じゃねー(犬だけど)
 叩き切ってやる!」

 (萬屋錦之助の『破れ傘刀舟』のきめ台詞)

Photo_8  

オレは知らぬ間に、発狂のせいか、
萬屋錦之助を飛び越え、キングコングになっていた。

Photo_9

訳分からない雄叫びを大声で叫び!
自分の胸をゴンゴン!ゴンゴン!叩き、
2匹の小型犬に向かっていった!!!!!!!

んんがぁああー!!!!
ぐっぉおおおおーー!!!!!
っどぎゃぁあああーーー!!!!!
どっがゃーーぁああああーー!!!!!!

………………………………………………
………………………………
………………

どうなん?犬たちは消え去った。

キングコングは偉大だなと思った。

ホテルのビーチに着いた時、始めて足に痛みが走った。
ビーチサンダルを履いて闘ったので、
親指と人さし指の間にマメが……
んな可愛いもんじゃない!
血だらけだ。
足を、水道で洗い、ビーチサイドに寝転がった。

「思い出に浸るなんて馬鹿げた事した……」

ビーチサイドで寝転がっていると、
これは、夢かうつつか幻か…
すんごいスタイルいい、姉さまが…
後光を浴び目の前に立っている。

Pai

…顔は…そんな美人じゃないけど、凄い…
これが、ナイスボディ♥というんだなぁ〜
女のオレでも、一晩、添い寝を…と思うくらいだ。

「おやすみの所、本当にすみませ〜ん!ちょっと
 場所を移して頂けませんか?」

ふと、後ろを振り返ると撮影隊がいた…
オレは帽子を、より深くかぶり、顔がバレないように
そうそうと退散した。

なんだよ。モデルかよ〜
後光じゃねーよ〜ライトだよ〜〜

足を引きずりながら歩いていたら、
あの、熱い夜になるかもしれなかった、
“ヤシの実ボーイ”に声をかけられた。

Manntoyasi

「ハ〜イ!ユーアー!エンジョイ〜♪♪」
「エンジョイなんかっ!!
 まったくしてねぇーーぇえええ!!」

と、最後の日は寂しく幕を閉じた。
ただ、ただ、風呂に入り、足のマメが痛かった!

ちっくしょーー!

もう、旅なんてしねぇ。

Photo_10

3月18日(土)帰国!
重量オーバーで、来る時と同じく!50ドル!!
家に帰り、家人をぶっ飛ばした。
以上、終り。

!!!!!!

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