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2009年5月17日 (日)

恐いマッサージ

3月16日 (木)

南国一人旅のつづきです。

午前11時まで爆睡!
ああ、今日も良い天気だ……
綺麗な風景は直ぐ慣れる。感動も直ぐ慣れる。
絵はがき見てるみたいなもんだ。
3_3

シャワーを浴びて、
なんだか、不味そうに見えるけど美味しいんだ!
サラミハム、チーズ、黄パプリカ、アボガド、
紫玉ねぎに変なドレッシングをぶっ掛けサンドイッチを
3_4

食う。
それと、ハーブティー。

「うんめぇ〜〜♪」

明後日、帰るし…その日はバタバタしたくないなぁ〜
事務所の皆に土産でも買いに行くか〜

と、思いつつ、つい、昼寝。

午後2時に起きて、
お!ひとつ化粧品欲しかったんだ。
DTFという所に行く。オレのは直ぐ見つかった。
でも、他の女社員への土産が…よくわからない。
オレは、
人の誕生日も自分の誕生日も忘れてしまう性格なので、
人にプレゼントしたことがない…たまにはあったけど。

悩む…。

ミドリ社長を思い出した。
昨年、仕事帰りにグロスを唇に塗っていて、
目が点になるほど驚いた…「この人、女なんだ…」
_3


で、グロスに決めた。
安っいじゃん!……土産物用のグロスは安い…でも…
なんだか…本当に安ぽい。
いろいろ迷ったが、ディオールってやつのにした。
そしたら、自分の化粧品より高くて、なんだか腹が立った。
心が小さいなぁ。と、落ち込んだ。

たらたら歩いて繁華街にでた。

ひゅお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

砂ぼこりが道に舞い上がっていた。
まるで、西部劇で何かが起こる前に、人々が
予感して店に入ったように閑散…と、というか…
人っ子ひとりいない。
でも、夜になるとさぞかし激しいんだろうなぁ…と、
ぼーっと歩いていたら車にひかれそうになった。

とことこ歩いた。

「気持ちいいですよー!マッサージどうですか!」
「い、いえ、いいです」

てくてく。

「マッサージ!綺麗になりますーよぉーー!!」

「マッサージ!どうですかーー?!」

1分歩くごとに看護師さんみたいな服装で、
お化粧バッチシ!の女の人が飛び出てきて、

「マッサージ!」「マッサージ!」「マッサージ!」
「マッサージ!」「マッサージ!」
「マッサージーーーーーーーー!」

の、嵐だ!
こっ、恐い…。

バナナのたたき売りだ。
それに、このマッサージは…きっと…
オレは男じゃないんだっ!

瞼の上を真っ青に塗った、
大きなおばさんが店から飛び出て来て腕を掴まれた時は、
本当に恐かった。

ひぃーーーっ!と、思わず声を上げた。

本能的に恐怖を感じた。

勢いで店の中に連れ込まれたら、真っ裸にされて…
なにされるのか…

ぎょーーーーーー!!!

もう!ひっちゃきになって!焦って!
その繁華街を走って逃げた!

逃げながら、変な土産物屋があったので飛び込んだ。
……そうとう恐かったんだな…
意味なく、耳かきを買った。
…………なんで耳かき?…。

静かな道にでた。
3_5

あ、旅行前、ここにしようかと迷ったホテルだ。
新しく出来たホテルで…
ロビーのラウンジにハァハァしながら座った。
気持ちのいいホテル……。

とても素敵な少し年取った女性の人が、
水を持ってきてくれた。

息切れが落ちついた時、

「何か飲みますか?」
「何がいいかなぁ〜」

ドリンクメニューを持ってきてくれ、
お勧めの、オレンジフローズンマルガリータを頼んだ。
オレはマルガリータ、マティーニが大好きなんだ。

その、生オレンジのフローズンマルガリータは
とても美味しかった!
気持ちもホンワリ…マッサージパニックも落ちついてきた。

余りにも美味くて、今度は普通のフローズンマルガリータを
お代わりした。

が……落ちついてくると周りが見えてくる。

そのホテルは自分が泊っている所より、
綺麗で、全てが整っていて…
庭も…とても綺麗、綺麗、綺麗!!
でも…なんだか人工的なのだ。
確実に計算し尽くされたホテル。

ぼぉーっと、見ていた。

ラウンジでは、
他に、オレと同じ歳くらいの日本人の女の人が読書をしていた。
あと、外人が一人、ゆったり読書していた。

………気持ち良いけど、此処にしなくてよかったなぁ。
と、思った。計算し尽くされた綺麗は余り好きじゃない。

その内、がやがやしてきた。
日本人じゃないアジア人が現れ、
波の音も、その人達の大声でかき消されていった。
そして、博打?が始った。
カードをバシッ!バシッ!と叩く音と、罵り叫びあう声。
足元には透明のビニールに入った
奥さんの?恋人の?女性の水着や下着が見えている。

今迄いた人達は、静かにラウンジを去って行った。

このホテルには結婚式場があるのだろう。
真っ白のウェディングドレスの花嫁、花婿、
正装した親族がなごやかにロビーを通り過ぎていった。
…幸せそうだ。

でも、目の前にはあのアジア人のパンツが…

今度は日本人のピチピチギャル達が現れ
キャーキャーと騒ぎ、濡れた水着のまま…

昔から、変な所に神経質なオレは、

「ああ、椅子とクッションが濡れるよ…」

心の中でつぶやき、
さっき去って行った客と同じように腰を上げた。

綺麗だけど妙なホテルだ。

帰ろう… 自分のホテルに帰ろう。

さっきの女性のバーテンダーの人にチェックしにいった。
彼女は、顔には出さないけど、
ラウンジの変化を感じとっていたんだろう。

「ごめんなさいね」
「ううん。とても美味しかった。ありがとう」

チップを少し多めに渡した。
彼女は、

「多すぎる」

と、遠慮した。

「とても美味しかったし、
 ゆったり出来た時間が嬉しいの。ありがとう」

と、言い笑顔で別れた。

別にきれい事じゃない。
オレはどんな外国でも余りにも酷い時は、
チップも出さない。
それどころか、
マネージャー呼べ!と、言うくらいなので…

ただ、一瞬でも、本当に心地良かったのだ。
チップ多めなんて、初めてだった。

タクシーで自分が泊っているホテルに帰った。
さっきのホテルより古くて普通だけど、
此処にして良かったなぁ〜と、
ロビーのソファーに寝ころんだ。
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夜は、冷麺が食べたくなりフロントの人に聞いて
食べに行った。美味かった!
チジミを頼んだら、すんごい量!
残したら、持って帰れと言う。

「でも、一人だから」

と断ったら、カットフルーツをお土産にくれた。

なんだか、よくわからない日だった。
でも、来て良かったなぁ〜と思った。

もちろん夜は爆睡!
明日は、ちっともオシャレじゃない、
このホテルのロビーのソファーで
本でも読んで最後の日をゆったり過ごそうと思った。

が……

ほんの出来心がとんでもない事になった。

ちくしょーーー!!!!

つづく

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